コラム・ブログ COLUMN & BLOG
ホンジュラス産プレミアムコーヒー(2022.10)
★ご購入はこちらから↓
※在庫に限りがあるため、なくなり次第販売終了となります。お早めにご注文ください。
今月は、ホンジュラス産のコーヒーです!
ホンジュラスは、アメリカ中央に位置する国で、周辺にはグァテマラやニカラグア、エルサルバドルなどがあります。
国土の1/3ほどが標高1000m以上の高地で、コーヒーの栽培に適した土地をもっています。
でも、道路や設備のインフラ整備がされていなかったので、コーヒーの生産は他の国に比べ遅れていました。
1970年に政府により「ホンジュラスコーヒー協会(IHCAFE(イカフェ))」が設立されたことにより、本格的にコーヒーの栽培が行われるようになっていきます。
品質の向上を目的とし、生産者の研修や設備支援、新品種の導入、インフラ整備などが行われるようになりました。
国を挙げてコーヒーの生産に力をいれてきたこともあって、現在では世界トップ10にはいるほどの生産量となり、中米では断トツのコーヒー生産量を誇る国となりました。
こうした品質を向上させようとする取り組みが行われてきたことで、2010年頃からは、スペシャルティーコーヒーの生産地としても注目されるようになってきました。
今月のプレミアムコーヒー「マタラ農園」もスペシャルティーコーヒーとして取り引きが行われています。
生産者のアドルフォさんは、生まれも育ちもエル・マタサノ地区で12歳の頃から農業に関わり、穀物などを育ててきました。
のちにコーヒー農園で働くようになり、コーヒーの木を植え育ててきました。
そして、その対価として、1.4haの土地を手に入れ、2015年その地に1500本のコーヒーの木を植えたのがこの農園の始まりです。
(毎年同じ本数ほどのコーヒーの木を植え続けているそうですよ。)
そして、アドルフォさんは、「有機農法」にも取り組んでいます。
精製時に除去した果肉を肥料として使用したり、ミューシレージを含んだ排水の管理を行ったり、機械ではなくナタを使い草刈りを行ったり、木材として使える木や、バナナ・パインなどの果物などの植林をしたり…
自然の力を利用した環境にやさしい農法を取り入れています。
収穫は5人ほどで作業を行い、果肉を除去したあと、豆を木の箱に入れ、自然発酵させることでミューシレージの処理を行います。そして、天候の状況をみて、5日~10日ほど小さなパティオ(広場)で乾燥させたあと輸出されます。
こうした農法を取り入れ栽培された豆は、2020年頃から、輸出業者であるBon Cafeを通じて輸出されるようになりました。
ホンジュラス産のコーヒーは、生産地や栽培される農園により味わいが様々で、優しい甘みの感じられるものから、すっきりとした酸味が感じられるものまで幅広く楽しめるのが特長です。
そんな様々な味を感じられる中でも、この農園のコーヒーは、スッキリとした口当たりで、フルーティーな酸味が特長です。
丁寧に、そして環境にも優しく配慮されたコーヒーをぜひお試しください。