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ニカラグア産スペシャルティコーヒー(2023.2)
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今月のスペシャルティは、【ニカラグア リモンシリョ農園 ジャバニカ ナチュラル】です。
ニカラグアは、中米に位置し、ホンジュラスとコスタリカの間にある、日本の1/3くらいの面積の国。「湖」と「火山」の国と呼ばれています。
火山性のミネラル豊富な土壌と、雨季と乾季のある熱帯性気候が、コーヒーの栽培に適しています。
1850年代からコーヒーの生産が始まり、コーヒ農園の建設を推奨したり、補助金を支給したり、産業の発展を目指し、国を挙げて生産に取り組んだことで、1870年代には、国の主要輸出物にまで発展しました。
コーヒーの生産が盛んなニカラグアで、プライベートオークションが行われるほど、人気があり世界中で品質が認められているニカラグアを代表する「リモンシリョ農園」の豆を入荷しました!
この農園を管理しているミエリッヒ家は、ニカラグアに複数農園を所有、さらには隣国のホンジュラスにも農園を所有しています。
さらには、ニカラグアで初めてのフルトレーサビリティのドライミルである、ドン・エステバン・ミル(精製所)を所有し、乾燥工程まで行える環境を整えています。
このミルで精製されたチェリーには、トレーサビリティカードが発行され、厳密なロット管理が行われています。
そんなミエリッヒ家が所有する農園の一つ「リモンシリョ農園」は、山奥にあり、農園内にある滝からもたらされる豊富な水と湿度がコーヒーの品質をさらに向上しています。
この農園で栽培されているのが、「ジャバニカ種」。ニカラグア独自の品種です。
ニカラグアでコーヒーの生産を行うにあたり、どの品種が栽培に適しているかを研究するために、インドネシアのジャワ島から「ジャバ種」がコーヒー研究所に持ち込まれました。
ですが、この品種は、生産性に欠け栽培するのが非常に難しかったため、当時は、注目されず栽培には至りませんでした。
しかし、その研究所の倒産を機に、農園主であるエルウィン・ミエリッヒ氏の父がこのジャバ種を手に入れ、リモンシリョ農園での栽培に挑戦することになりました。
2001年から栽培を始め、7年後の2008年にはカップオブエクセレンス(スペシャルティコーヒーの品評会)で見事2位を受賞し、ジャバニカ種が世に広まるようになりました。
→ジャバ種がニカラグアで栽培されるようになったので「ジャバニカ種」と呼ばれるようになったそうです。
ジャバニカ種は、この農園のあるマタガルバ地域のごく一部の生産者しか栽培していない、とても希少な品種です。
スッキリとした酸味と苦味のバランスがよく、マイルドで飲みやすいのが特徴です。豆の形も特徴的で、先が少し尖った形をしています。
ぜひ他の豆と見比べてみてください。