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コスタリカ産スペシャルティコーヒー(2023.3)
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今月のスペシャルティコーヒーは、【コスタリカ グラニートス ネリー農園】です。
コスタリカは、生産量の約50%がスペシャルティコーヒーとして流通しており、高品質な豆を生産できる国として有名です。
しかし、高品質で人気があるコスタリカ産の豆は、アメリカやヨーロッパへの流通が多く、日本への流通は少ないです。
小規模農家の多いコスタリカでは、生産量重視ではなく、少量でも品質を高めることを重視し、国を挙げてコーヒーの生産に力を注いでいます。
◆「コスタリカコーヒー協会(CICAFE)設立」
…生産~輸出までの管理や技術指導、援助により生産者をサポート。環境保護への取り組みも行う
◆「アラビカ種以外のコーヒーの生産を禁止する法律の制定」
…品質の良いアラビカ種のみの栽培に限定し、品質を維持するために作られた法律
これらの取り組みによってこの国のコーヒー産業が支えられています。
そんなコスタリカで生産されたコーヒーは、世界で最も有名なコーヒー品評会(カップオブエクセレンス)での入賞が多いのも特長です。
カップオブエクセレンス(COE)とは、その年その国で収穫されたコーヒー豆の中から、もっとも高品質なものを決める世界で最も有名なコーヒー品評会のことです。
・カップのきれいさ
・甘み
・酸味
・口当たり
・フレーバー
・後味の印象
・バランス
・総合評価
の8項目で評価され、100点満点中87点以上でカップオブエクセレンスの称号が与えられます。また、80点以上のものは、スペシャルティコーヒーとして流通されます。
スペシャルティコーヒーと呼ばれる豆は、これだけの審査基準をクリアしてきただけあって、ほかの豆よりも希少価値があり、価格が高いのも納得できますね。
お好みの産地だったり、味わいが好みのスペシャルティコーヒーが販売された時には、ぜひご購入を検討してみてください。
今月のスペシャルティコーヒー「グラニートス ネリー農園」もこれまでにCOEに入賞経験のある農園です。
グラニートス・デ・アルトゥーラ・デル・オルティス・マイクロミルは、農園主のオマール・カルデロン家族が経営する精製所の名前です。
2012年にできたばかりの新しいミルですが、2014年の初受賞以降3年連続でカップオブエクセレンス入賞を果たしています。
家族経営のこの農地では、8つの農園とグラニートスミル(精製所)が設立されていて、農園の管理は両親が、ミルの管理(精製処理から天日干しや保管)は、10~20代の3人の娘たちがを担当しています。
このミルでは、主要な精製処理方法(ウォッシュド、ハニー、ナチュラル、ダブルフリーウォッシュドなど)はすべて行っており、3姉妹がどこよりも愛情をこめて管理しています。
苦味は控えめで濃厚な甘みと深いコクが特長のコーヒーです。
お湯の温度を低い温度(85℃くらい)で淹れると甘みが感じられ、飲みやすくなるのでおすすめですよ。