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コロンビア産スペシャルティコーヒー(2023.5)

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5月のスペシャルティコーヒー購入ページ!

※在庫に限りがある為、ご購入はお早めに。




今月のスペシャルティコーヒーは【コロンビア エルナランホ農園】です!
コロンビアは、コーヒー生産量がブラジル・ベトナムに続く第三位です。
 (2021年は生産量が少し落ちて4位ですが…)
コロンビアは南北に広がった国で、コーヒーの生産地域は大きく3つ(北部・中部・南部)にわけられ、それぞれの地域によって気候や地形が異なるため、1年を通してどこかしらの地域でコーヒー豆の収穫をできるのが特長です。同じ国でも地域によって味わいも異なります。


 ▶北部…やわらかな酸味に、ナッツのようなコクとチョコレートのような香りが特長
 ▶中部…バーブのような香りがあり、マイルドでバランスの良い味わい
 ▶南部…酸味がやや強めで柑橘系のフルーティな香りに甘さが特長


エルナランホ農園は、南部に位置するナリーニョ地区にある農園です。
北緯1度とほぼ赤道直下に位置しており、コロンビアの生産地の中でも特に標高が高く、傾斜の厳しい山岳地帯で、コーヒーの栽培に適した火山性の土壌のためミネラルが豊富な地区です。昼夜の気温差が激しい中で育つため、コーヒーの実が引き締まり、糖分を溜め込むことでまろやかな口当たりで甘さのある良質な豆に育ちます。
標高の高すぎるところでは、コーヒー豆は育ちにくいのですが、このナリーニョ地区は、標高2024mにありながらも谷底から上がってくる暖かく湿った空気のおかげでコーヒーが育てられる特殊な気候の地域です。
そこにあるエルナランホ農園では、すべて手作業で収穫から乾燥まで行っています。農園主のマルコ氏は、自ら農地を購入し、コーヒーノキを植え、栽培するコーヒーの木の本数を増やし生産量を向上させました。ここで栽培される豆は、生産性の高い品種病気への耐性の高い品種を品種改良してできた「コロンビア品種」です。


深く赤色になった実の収穫後は、12時間ホッパー(大きな水槽)に入れ発酵させ、果肉除去をした後、ビニールハウスのようなところで地面に広げて温度をコントロールしながら、1日に5~6回かき混ぜながら1週間~2週間かけて全体を均等に乾燥させていきます。そうして丁寧に時間をかけてできたコーヒー豆は、この地域特有の柑橘系の香りのする口当たりまろやかな甘みのある味わいに出来上がります。


コロンビアには、「原産地呼称制度(AOC)」と呼ばれる制度があります。
この地域で栽培され、収穫された豆であることを保証する制度のことで、コーヒーの付加価値を向上させるために、2005年から取り入れられました。
ほかの産地の豆が混入したり、違う産地の豆をこの地域で採れた豆だと偽って販売したりしないようにしっかりと管理され、確実にその地域の豆であるという信頼とブランドを守るための制度です。ナリーニョ地区、カウカ地区、ウィラ地区、サンタンデール地区で生産される豆が認定(ブランド保証)されています。
ナリーニョブランドのコーヒー豆ぜひ味わってみて下さい。